心臓外科医一筋21年。救急の最前線から地域医療へ──柏市で“断らない医療”を実現した開業ストーリー
- エリア:
- 千葉県

KENカルディオクリニック柏
中村院長
- 診療内容
- 内科、循環器内科、小児科
「もし開業に失敗したらどうしよう。」
その不安は、すべての開業医が一度は抱えるものかもしれません。
救急医療の最前線で21年。心臓外科医として多くの命と向き合ってきた先生が選んだ次のステージは、「地域に根ざした医療」でした。
大切な人の死をきっかけに立ち止まり、自らの医師人生を見つめ直した先にあった開業という決断。しかしその裏側には、「患者さんは来るのか」「経営は成り立つのか」という大きな不安があったといいます。
今回は、柏市で困ったときに頼りにされるクリニックを目指し開業された先生に、決断の背景や準備のリアル、そしてメディシーの支援について伺いました。
その想いが、開業を決断した大きな理由です。
「不安しかなかった」開業前の本音
正直に言えば、不安しかありませんでした。
患者さんは本当に来てくれるのか。
経営は成り立つのか。
どこで開業し、何を強みにすればよいのか。
勤務医時代には考える必要のなかった課題ばかりで、すべてが未知の領域でした。
だからこそまず、自分自身を俯瞰し、強みと弱みを書き出しました。理念や方向性、「どんな医療を提供したいのか」を言語化する作業からスタートしました。
開業場所は“自分の足”で探した
一般的には駅近が良いと言われますが、私が重視したのは、
①住宅密度 ②駐車場 ③競合状況 です。
支援会社から多くの物件紹介を受けましたが、最終的には自分の足で柏周辺を歩いて探しました。
「ここで医療を提供したい」
そう直感できる場所に出会えたことは大きかったですね。
メディシーとの出会いは偶然から

広い駐車場が目に入り、「ここだ」と感じました。2階が空室で、1階が薬局。すぐに薬局へ入り、空き状況を尋ねたのが始まりです。
その後すぐにコンサルタントの横井さんから連絡がありました。初回面談の印象は非常に誠実で、「これはもう縁だな」と感じたのを覚えています。
開業は誰と進めるかが非常に重要です。直感的に信頼できると感じられたことは、大きな安心材料でした。
採用・医療機器・資金計画──伴走支援が不安を確信に変えた
初めての開業はまさに暗中模索でしたが、その不安を払拭するように温かく手厚く対応していただきました。
特に助かったのは採用支援です。採用基準の整理から面接時の視点まで一緒に考えていただいたことで、「どんな仲間とクリニックをつくるのか」が明確になりました。現在の良いチーム体制につながっていると感じています。
医療機器の選定も心強かったですね。自分の医療方針に合った機器を客観的に整理していただき、過不足のない設備を整えることができました。理想だけでなく、経営とのバランスを踏まえた判断ができたのは大きかったです。
さらに、事業計画や資金計画の策定を通じて数字を可視化できたことで、「本当にやっていけるのか」という漠然とした不安が、「ここまで準備すれば大丈夫だ」という確信に変わっていきました。
実は当初、大手の支援会社に依頼していたこともありましたが、不安に対する向き合い方に物足りなさを感じていました。メディシーは常に同じ目線で伴走してくれる感覚があり、その違いは非常に大きかったですね。
開業は一人ではできません。誰と進めるかで安心感は大きく変わると実感しました。
開業後に実感した“地域に根づく医療”

開業してもうすぐ3年。地域後援会や子ども向けイベントを開催し、多くの患者様に参加いただいています。地域に根付いた診療ができている実感があります。
患者さんから感謝の言葉をいただき、笑顔を見られる瞬間は何より嬉しいですね。スタッフと困難を乗り越えながら同じ方向を向いて進めることも、大きな喜びです。
もちろん課題もあります。患者数が増えるほど待ち時間の問題やコミュニケーションの難しさも出てきます。だからこそ常に患者さんファーストを意識し、学び続けています。
最近では少しずつ心にも時間にも余裕が生まれ、プライベートも充実してきました。
新たにゴルフを始め、医療関係者との交流の場として「KENカルディオ杯」を開催できるまでになったことは、自分にとって大きな変化です。
クリニックを軸に人のつながりが広がり、自然とコミュニティが形成されていく。勤務医時代には得られなかった経験だと感じています。
開業は決して楽な道ではありませんが、その先には医師としてだけでなく、一人の人間としての人生を豊かにしてくれる広がりがあるのだと思います。

これから開業する先生へ伝えたいこと
心臓外科一筋だった私が開業するとは想像もしていませんでした。しかし今は、医師としての幅が広がり、新しい発見の連続です。
開業当初は苦労も多いですが、増えていくカルテIDを見るたびに、その努力が報われる思いがします。
もし一言お伝えするなら、
「常に患者様に寄り添うこと。」
開業医にとって厳しい時代と言われますが、真摯に愚直に診療する姿勢は必ず患者さんに伝わります。結果として、それが集患につながると私は信じています。
柏市で困ったときに頼っていただける、そんなクリニックであり続けたいですね。
不安が多かった開業準備も、伴走してくれる存在がいたことで一歩踏み出すことができました。
開業をご検討中の先生は、ぜひ一度メディシーへご相談してみてはいかがでしょうか。


