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【オンライン診療の処方箋】薬局へ送付?原本はどうする?

1. オンライン診療における処方箋の基本ルール

オンライン診療の写真

オンライン診療とは何か?

オンライン診療とは、患者が医療機関に直接来院せず、インターネットを通じて医師の診察を受ける医療サービスです。特に、慢性疾患のフォローアップや軽度の症状に対する初診などで活用されています。新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に、厚生労働省はオンライン診療の規制を緩和し、医療機関における導入が進んでいます。

処方箋の発行と取り扱いの基本

オンライン診療においても、医師が必要と判断した場合には処方箋を発行することが可能です。しかし、対面診療と異なり、処方箋の取り扱いには特有のルールがあります。具体的には、処方箋の原本を薬局に提出する必要があるため、医療機関は患者や薬局との連携を密にし、適切な方法で処方箋を送付する体制を整えることが求められます。

2. 処方箋の送付方法と原本の取り扱い

オンライン診療の風景

クリニック側は、オンライン診療後どのように処方せんを送付するのか、方法をあらかじめ検討しておく必要があります。まずは、

  • 紙の処方箋
  • 電子処方箋

の2つの選択肢があります。

処方箋を紙で送付する場合

オンライン診療で紙の処方箋を発行した場合、最終的に処方箋の原本が薬局へ提出されることが調剤の前提となります。

  1. 処方内容を薬局へ事前共有
  2. 原本を送付

の手順が必要です。

① 原本を患者へ郵送し、患者が薬局へ持っていく

処方箋の原本をクリニックから患者の自宅へ郵送。その後は通常の対面診療と同様で、患者が薬局へ処方箋を持っていき薬をもらうという流れです。

② 薬局へデータ共有し、原本を後から郵送する

オンライン診療終了後、処方内容を薬局へFAXやメール等で送信し共有、処方箋の原本は後日郵送するという流れです。
FAX・メールはあくまで処方内容の情報共有であり、調剤の正式な根拠は原本という位置づけになります。

事前に処方内容を共有することで、患者はオンライン診療後すぐに薬局で薬を受け取ることができます。

電子処方箋の場合

電子処方箋を導入している場合は、紙の原本を郵送する必要はありません。医師が電子的に処方情報を登録し、対応薬局がシステム上で確認します。

ただし、導入には、

  • システム対応
  • 地域薬局の対応状況
  • 運用体制の整備

が必要になります。

3. オンライン診療における薬の処方・受け取りまでの流れ

処方せんの写真

処方の基本フロー

次の4ステップが基本です。

  1. 患者がオンライン診療を受ける
  2. 医療機関が、患者が希望する薬局へ処方箋情報を共有(FAX/メール等or電子)
  3. 薬局が服薬指導(オンライン/対面)を行う
  4. 患者が薬を受け取る(薬局受け取り or 自宅受け取り

ポイントは「薬の受け取り方法が2つある」ことです。
ここを患者に選ばせる導線とオペレーションをしっかり構築できていないと、予約完了後の問い合わせ・混乱が増えます。

薬の受け取りは2パターン(薬局/自宅)

1)薬局で受け取る

医師(またはシステム)が、患者が希望した薬局へ処方箋情報を送付し、患者(または家族)が薬局へ行って受け取ります。具体的には、クリニックから患者へ「処方内容を薬局に送りました」というような通知を送り患者に知らせます。患者は、処方箋の期限内に薬局へ出向き、お薬をもらうという流れです。

患者側にとっては「すぐ取りに行ける」利点がありますが、薬局側で確認が必要になる場合(疑義照会等)に備え、患者へ連絡が付く状態を作っておく運用が重要です。

2)自宅で受け取る(配送)

流れは基本的に同じで、医療機関が薬局へ処方箋情報を送付し、薬局が患者へ連絡のうえ、薬を発送し、患者は自宅で受け取ります。

ここでクリニックが決めるべきは「配送の可否」そのものではなく、

  • 患者が配送希望のとき、どの薬局を案内するか
  • 配送時、薬局から患者へ連絡が入る可能性をどう説明するか

の2点です。説明がないと「突然薬局から電話が来た」系の不信につながります。

 

4. オンライン診療で処方する上での注意点

オンライン診療基準について、上図厚労省HP資料の通り、最低限遵守する事項が記されています。薬剤処方においては、下記の通りです。

  • 初診の場合は、①麻薬・向精神薬の処方②基礎疾患等を把握できない患者に対する特に安全管理が必要な薬品の処方③当該患者に対する8日分以上の処方行わない
  • 医師は患者に対し、現在服薬している医薬品を確認する 等

 

5. オンライン診療導入前にクリニックが準備すべきこと

PC作業の写真

オンライン診療を導入するクリニックが、事前に決めておくべきことをここでご紹介いたします。

薬局連携で決めるべき運用(送信先・連絡・原本)

  • 処方箋情報の送信方法の選択肢(FAX/メール/システム)
  • 送信先の固定化 or 患者選択のルール
  • 患者への連絡が必要な場合の導線(誰が何を伝えるか)
  • 原本の到着までの扱い
  • 利用者(患者)へのわかりやすい案内・説明

特に送信先が診療ごとに変わると、混乱を招く可能性があるため、開業時点では避けたいパターンです。

また、初めてオンライン診療を受ける患者は、どのように薬をもらえるのかがわからないケースが多いです。オンライン診療をするか検討している患者が、「お薬の受取までスムーズに行えそう」と感じるよう、わかりやすい案内が重要になってきます。

初回の利用で便利だと感じ、また患者様にリピートしてもらえる。そんなオンライン診療ができるよう、オペレーションをしっかり構築しましょう。

 

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