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コラム

Column

患者数減少?潰れるクリニックの特徴やその原因とは

1. 潰れるクリニックが増えている?医療業界の現状

売上ダウンで落ち込む写真

近年、地域医療を取り巻く環境は大きく変化しています。クリニックは地域住民の健康を支える身近な存在であり続けていますが、すべてのクリニックが順調に経営を続けられているわけではありません。特に都市部では競争激化、地方では人口減少という構造的な問題があり、閉院せざるを得ないクリニックも多く存在します。

厚生労働省「医療施設調査」によると、全国の一般診療所数は令和4年(2022年)に105,182施設令和5年(2023年)には104,894施設となり、288施設の減少しております。

厚生労働省表1施設の種類別に見た施設数

出典:厚生労働省ホームページ 令和5(2023)年医療施設調査

  • 人口減少・高齢化:特に地方で患者数が年々減少し、経営を維持できないクリニックが出てきています。
  • 後継者不足:親族内で承継できず、廃業となるケースも。開業支援や専門家へ相談し、後継者を見つけることも手段の一つです。
  • 競争激化:都市部では新規開業ラッシュにより、同一診療科での競合が激しくなっています。診療圏調査を用いた立地選定が鍵となります。

このように外部環境の変化は避けられないため、潰れるクリニックの多くは「変化に対応できなかった」点が共通しています。では、具体的に改善できることはあるのでしょうか。

 

2. 患者数が減少する原因とは

患者数が減少する原因は、患者に寄り添った対応ができていないDX化をしておらず利便性がない待ち時間が長いなど、様々挙げられます。1章で述べた人口減少・高齢化の観点以外にも、患者数が減少してしまう原因があり、これは日々の積み重ね・見直しにより改善可能なことでもあります。ぜひ一度、日々の対応を見直していきましょう。

患者に寄り添った対応をできていない

患者が不満を感じる最大の要因は「診療そのもの」ではなく「対応の質」であることも多いです。受付対応が冷たい、診療説明が不十分、待ち時間が長すぎる、といった不満は口コミで広がりやすく、新規患者の来院を妨げるだけでなく、再来数も下げてしまい、結果患者数減少につながります。

DX化をしていない

オンライン診療、キャッシュレス決済、LINE予約といった便利な仕組みを導入しないと、患者はより利便性の高い他院に流れていきます。特に若年層や働き世代は利便性を強く重視するため、「昔ながらのやり方」に固執するクリニックは時代遅れだと敬遠されがちです。

 

3. 潰れるクリニックに共通する特徴とは

クリニックが経営難に陥り、最終的に閉院へと追い込まれるケースには、いくつかの共通点が見られます。令和5年の統計でも診療所数が減少に転じていることからも分かるように、安定した経営環境でクリニックを維持していくことは、簡単ではありません。

医師の経営知識が足りない

医師としての専門性は高くても、経営者としての視点を持ち合わせていないというケースは少なくありません。診療報酬の入金固定費スタッフ人件費といった基礎的な経営数値を把握していないと、資金繰りが破綻しやすくなります。特に開業時の借入返済計画が甘い場合、数年後に経営を圧迫するリスクが高まります。

集患・マーケティング不足

「よい医療をしていれば患者は自然に集まる」という考えに固執してはいけません。競争環境下では弱点になります。患者の多くはインターネットやSNSでクリニック・病院を探す時代です。ホームページの情報更新が遅い、予約システムがない、口コミ対策をしていないといった状況では、新たな患者を獲得する機会の損失となります。

人間関係やコミュニケーションの問題

院長とスタッフの関係性が悪化し、離職が続くことも典型例です。スタッフ不足は診療効率を下げるだけでなく、患者対応の質を下げる要因となります。その結果、患者満足度が下がり、口コミでの評価が悪化し、患者離れを招きます。

設備が古い、老朽化

設備が古い、院内の清潔感が欠けているといった点も、患者にとっては大きなマイナス要素です。新しい医療機器の導入や内装の改善を後回しにすると「ここより新しいクリニックの方が良い」と患者が流れてしまうのです。

こうした特徴は単独ではなく複数が同時に起こることが多く、悪循環が進むと経営の立て直しが困難になります。

収支を把握・分析していない

患者数の推移や収支バランスを「なんとなく」で把握している院長は要注意です。診療報酬の入金管理、家賃や人件費などの固定費、キャッシュフローを定期的に確認しなければ、経営が赤字に転落しても気づくのが遅れます。結果的に閉院に追い込まれるケースは少なくありません。

設備投資しすぎてしまう

患者数減少に焦り、高額医療機器の衝動的な導入に走ることもあります。もちろん老朽化した設備は適宜新しい機器を導入していくことが理想ですが、過剰投資は返済リスクを高めます。戦略なき経営判断は、経営破綻のスピードを早める結果となります。

こうした要因が重なることで、患者数が減少し、結果的にクリニックの経営が悪化。最悪の場合潰れてしまうこともあり得ます。

 

4. 患者数減少を防ぐための集患戦略

SEO画面のPC

患者数の減少はクリニック経営の最大リスクです。成功しているクリニックは「患者が何を求めているか」を常に意識しています。診療の質を高めることは大前提ですが、それを地域に正しく届けるためには戦略的な集患施策が不可欠です。

Web・SNSの効果的な活用

現代の患者は検索エンジンやSNSから医療機関を探します。SEO対策を意識したホームページ作成InstagramX(旧Twitter)などのSNS発信、YouTubeでの医療情報動画などは、認知度向上に直結します。「〇〇駅 皮膚科」などの地域検索に対応できるかという点も重要です。

地域との信頼関係と、口コミ

地域住民との関係づくりに力を入れていることも特徴です。健康講座や学校での検診協力などを通じて、地域から「信頼できるクリニック」と認知されると、長期的な患者獲得につながります。また、Googleマップや口コミサイトへのポジティブな声を増やす取り組みも効果的です。

リピート率を高める仕組みづくり

新規患者の獲得に目が行きがちですが、もちろん「既存患者の定着」もとても大切で効率的です。再診予約をしやすくするシステム、LINEでのリマインド通知、診察後のフォロー体制などを整えると、新患だけでなく、既存患者の来院頻度が自然と高まることもあります。

チーム医療とスタッフ定着

スタッフが長く働きやすい職場を作ることで、患者対応の質も安定します。接遇スキル研修を定期的に行い、チーム全体で患者満足度を高める努力をしているクリニックはリピート率が高く、結果的に収益も安定しています。

 

5. 潰れるクリニックにならないための経営改善ポイント

クリニック経営は「診療さえしていれば自然に成り立つ」という時代ではありません。環境の変化に対応し、戦略的に運営することが必要です。

診療圏調査と立地戦略

新規開業の際は、「診療圏調査」が重要です。開業を検討しているエリアの周辺人口構成、競合状況、患者の流入出を把握し、選定しましょう。

適切なマーケティング施策

患者は医療の質だけでなく「アクセス情報」「予約のしやすさ」「口コミ評価」なども重視します。ホームページの改善SEO対策SNSを使った発信Googleマップの口コミ対応といった施策は、少ないコストで効果を得られる集患手段です。

経営数値の定期的なチェック

月次の収支報告をつけていないクリニックは危険です。診療報酬の入金サイクル、人件費率、家賃負担率などを毎月確認することで、早めに改善策を打てます。経営改善において「数字を見る習慣」を持つことが、潰れるクリニックとの大きな違いとなります。

設備投資の慎重な判断

最新の医療機器を導入することは魅力的ですが、返済計画を考慮せずに購入すると大きな負担となります。投資に見合う患者数や診療報酬が見込めるかを試算したうえで判断することが必須です。

 

6. スタッフマネジメントの重要性と、働きやすい職場作り

スタッフはクリニック経営の要です。スタッフが安心して働ける環境を整えることで、患者満足度の向上にもつながります。

離職率を下げる工夫

給与や待遇だけでなく、院内の人間関係や働き方が離職率に影響します。シフトの柔軟な調整や定期的な面談を行うことで、スタッフが長く働きやすい環境を作れます。

教育・研修の充実

受付スタッフや看護師の接遇スキルは、患者の印象を大きく左右します。定期的に接遇研修や業務マニュアルの見直しを行うことで、サービスの質を安定させることができます。

院長のマネジメント力

院長が経営者としてリーダーシップを発揮できるかどうかは、職場の雰囲気に直結します。トップダウン型ではなく、スタッフの意見を取り入れる柔軟な姿勢を持つことで、チームの結束力が強まり、患者対応の質も向上します。

 

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診療圏調査と立地選定

開業地の選定は、将来にわたって患者数を左右する重要なポイントです。 将来的な集患を見据えたエリア調査を実施し、競合状況や人口動態を分析。最適な立地選びをサポートします。

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医療機関の広告は、医療法などの規制を受けており、内容についても保健所などから指導があります。しかし、クリニックの存在を地域の方々に認知していただかないと、集患に繋がらないので、開業時の広告は必須です。
広告宣伝の方法もパンフレット・チラシ・駅看板や電柱広告など多岐に渡りますが、その中でもホームページは、医院側から情報発信できる有効な広告媒体なので、ホームページの開設はおすすめしております。

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