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コラム

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世界糖尿病デー(World Diabetes Day) IN川越の写真※ブルーライトアップ前

世界糖尿病デー/World Diabetes Dayとは?

世界糖尿病デー(World Diabetes Day)とは?

世界糖尿病デー(World Diabetes Day)は、毎年 11月14日 に世界160か国から10億人以上が参加すると言われている、糖尿病(Diabetes)に関する国際的な啓発デーです。国際連合(UN)に認定されている公式な健康デーであり、糖尿病の予防・治療・支援を広める目的で実施されています。

世界糖尿病デーの起源・目的

この取り組みが始まったのは1991年。世界的に糖尿病患者が急増し、生活習慣病としてのリスクが高まっていることから、「国際糖尿病連合(IDF)」「世界保健機関(WHO)」によって制定されました。

糖尿病に関する正しい知識を広めること

生活習慣病の代表である糖尿病は、早期発見と継続治療で重症化を防ぐことができる疾患です。

予防に向けた生活習慣改善を促すこと

食事・運動・検診など、地域単位での健康づくりが不可欠です。

患者と家族への支援・理解を強めること

社会の偏見をなくし、安心して治療を続けられる環境を整えることも大きなテーマです。

糖尿病を「医療機関だけでなく社会全体で向き合うべき課題」と位置付けている点が、世界糖尿病デーの大きな特徴といえます。

11月14日とインスリン発見者の関係

それでは、なぜ11月14日なのでしょうか?

実はこの日は、インスリンを発見したフレデリック・バンティング博士の誕生日です。

インスリン治療の登場は、糖尿病治療の歴史を劇的に変えました。糖尿病患者の生命を救った医学的功績を称えるとともに、「糖尿病治療の重要性を世界中に思い起こす象徴的な日」として、この日が選ばれています。

「糖尿病」から、世界共通語の“Diabetes”へ

「糖尿病」という呼称が今までは一般的でしたが、「Diabetes(ダイアベティス)」という世界共通語がでてきました。

これは、糖尿病への偏見をなくすため、という背景があります。「糖尿病」という言葉から、“糖を取りすぎ” “生活習慣が悪い”など、心理的に負担が大きい名称とされてました。ですが糖尿病は、食べすぎや運動不足のみが原因でおこる病気ではなく、誰もが起こりうる病気なのです。

治療の進歩とともに、糖尿病であっても人生を充実させ、生き生きと暮らすことができる社会をつくるためには、糖尿病に対する周りのやさしい理解が必要です。

 

青い光に込められた意味

世界糖尿病デー(World Diabetes Day) IN川越ブルーライトアップの写真

世界糖尿病デーを象徴するのが、青い丸をモチーフにした「ブルーサークル(Blue Circle)」 です。写真は、先日2025年11月14日に、埼玉県の川越駅で行われたライトアップで、市長やドクター、各関係者が多く集まりました。

ブルーサークルが象徴するもの

国連のカラーでもあるブルーはどこまでも続く空を表し、輪の形は団結を表しています。世界がひとつになり糖尿病と向き合おう、という世界的なメッセージを発信する役割を担っています。

医療機関・地域参加の意義

ブルーライトアップは「行政が行うイベント」というイメージがありますが、実際は医療機関、企業、地域団体などが積極的に参加しながら成り立っています。

医療機関にとっての意義は大きく、
・地域住民の健康意識を高める
・生活習慣病外来の役割を発信できる
・クリニックが地域貢献をアピールできる
など、多面的な効果があります。

 

糖尿病(Diabetes)の現状と課題

グラフの資料と電卓

糖尿病は増加傾向が続いており、生活習慣病の中でも特に地域医療との連携が求められる疾患です。開業を控えるドクターにとって、地域の糖尿病患者数や生活習慣病外来のニーズを把握しておくことは非常に重要です。

国内の患者数・予備群

厚生労働省の調査によると、日本には

  • ・糖尿病が強く疑われる人:約1,000万人
  • ・糖尿病の可能性が否定できない人:約1,000万人

と推計されています。

つまり、約2,000万人 が糖尿病または予備群に該当し、これは日本人の約6人に1人の割合です。

背景には、高齢化の進展、生活スタイルの欧米化、運動不足などがあり、地域差はあるものの都市部以外でも増加傾向は続いています。

重症化予防に求められる地域医療

糖尿病は適切に管理すれば重症化を防げますが、放置すれば合併症を引き起こします。

  • 網膜症
  • 腎障害(人工透析への移行)
  • 神経障害
  • 脳梗塞

これらは患者本人の生活の質を下げるだけでなく、医療機関・社会全体の医療コストにも大きな影響を及ぼします。

このため国は重症化予防を強化しており、地域のクリニックと行政が連携しながら、継続的な治療・生活改善を支援する体制づくりが求められています。

 

世界糖尿病デーをきっかけに地域医療へ貢献するクリニックへ

クリニックと聴診器の画像

世界糖尿病デー(World Diabetes Day)は、単なる啓発イベントではなく、「糖尿病という身近な生活習慣病に、地域全体で向き合うための日」です。
11月14日に全国の建物がブルーライトアップされる光景は、医療機関・行政・市民が一体となって予防意識を高めていく象徴でもあります。

開業を考えるドクターにとって、このような地域の取り組みは、将来のクリニック運営に大きく役立ちます。

  • 地域住民との信頼構築
  • 生活習慣病外来の認知向上
  • 健康啓発イベントでの来院機会創出
  • SNS・ホームページを活用した情報発信
  • 地域医療としてのブランド形成

世界糖尿病デーをきっかけに、地域医療への貢献を今一度考えてみましょう。

 

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